左スイッチボックス交換


ENノーマルのウィンカー/ディマスイッチがあまりにも特殊で不便だったので交換を思い立ちました。
ENの左スイッチボックスはクラッチホルダーと一体になっているため、クラッチホルダーも社外品に交換する必要があります。
当時はポン付けできる純正部品が無かったのですが、今となっては新型ENのスイッチASSYを取り寄せた方が早いかもしれませんね。

用意したもの
カワサキっぽい調整式クラッチホルダー ヤフオクにて購入。中華コピー品?
TZR50純正左スイッチASSY ヤフオクにて新品購入。安かったってだけです。
110型9極カプラオスメスセット*2 変換ハーネスにオスのみ2個使用
PC用電源から剥ぎ取った線材とか気合とか


当初はTZRスイッチボックス側のハーネスを切断し、EN用に結線しようと思っていたのですが、
配線長的に少々厳しそうだったので変換ハーネスを噛ませて接続することにしました。

ENのスイッチのカプラの結線はこんな具合になっています。

110型9極カプラ
Left Horn Horn
Com High NC
Right Low NC

ギボシ
LightCom

それぞれの説明(接続先)は以下です
Left ウィンカースイッチを左に入れるとComと通電 左ウィンカー
Right ウィンカースイッチを右に入れるとComと通電 右ウィンカー
Com 上参照 ウィンカーリレー
Horn ホーンスイッチを押すと通電() それぞれホーンの+と-
High ディマスイッチをハイにするとLightCom(別ギボシ)と通電 ライトバルブのハイ
Low ディマスイッチをローにするとLightCom(別ギボシ)と通電 ライトバルブのロー
LightCom 上参照 ライトスイッチ(右SWBOX)
NC Noconnect、要は端子が入ってません 無し

正直自分で書いててもかなり判りづらいんで、実際は自分で配線図を追っかけたりテスター当てたりして確認して下さい。
名称は私が勝手に付けたもので、マニュアル等には書いてありません。

あとはこれと同じように接続できるように変換ハーネスをでっち上げるだけです。
で、出来上がったのがこれです。

フレーム外に飛び出した赤いケーブルがLightComのギボシです。
バックは悪戦苦闘して接続図を描いたメモです。
この頃はまだ電工ペンチを持っていなかったので、普通のペンチと半田を使った力技でカプラを作っています。

後は着く様に着けるだけです。
装着に必死で写真の数は少ないですが、手順と共に紹介します。

コックOFF

キャブドレンを開け、ガソリン排出
(後で外したホースからガソリンがこぼれない様にすれば省略可)

クラッチレバーを外し、ワイヤーも外す

クラッチホルダーを外す

左SWボックスをハンドルから外す

新しいクラッチホルダ装着

同レバー装着

TZRの左SWボックス装着

コックの燃料ホース、シート下の燃料計のカプラ、サイドカバーを外す


タンクを降ろす


SWボックスの配線の差し替え

タンク乗せてホース等戻す

以上です。



左スイッチの操作性の悪さは旧ENの最大の弱点(言いすぎ?)だと思うので、
テスターと根性があれば出来るこの改造は非常にオススメです。

新型ENは最初からプッシュキャンセラで羨ましいなぁ。

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