メーター交換

以前から転倒でステーの取り付け部が折れてグラグラしていたのですが、ついにタコのワイヤーまで切れてしまったので
「この際だから」と電気式タコのついたメーターに交換することを決意しました。


メーター選定について

最初はFZ400の電気式タコを流用し、メーターパネルやセンシビティーを弄って使用しようと思っていたのですが、
思った以上にカシメを開けたり閉めたりするのが大変だった上、固定法などを考えると余りにも手間がかかりそうだったので
普通の市販品を取り付けることにしました。

市販品で他に候補に挙がったのはTAKEGAWAのDNマルチメーターだったのですが、値段的にちょっと手が出ず。

アナログタコを妥協し、更に色々調べた所
「数字表示じゃないタコつき」「スズキタイプの燃料計つき」「安い」
といった条件に当てはまったのが今回のACEWELLだったのです。


用意したもの
ACEWELL ACE2853-L ヤフオクにて購入。
110型6極カプラ ハーネスとの接続用
3mm厚アルミ板 東急ハンズにて購入。とにかく硬い。
金工鋸 手鋸
気合 途中で尽きました
グラインダー 流石に今回は電動工具に頼らざるを得ませんでした


ヘッドライト、メーターを外したENのフロント部です。
ハンドルクランプの真下にある出っ張りの部分がメーターステー取り付け部です。

まず、上記の取り付け部に合うようなステーを切り出します。


・・・


大変すぎるので端折りますw
3mmのアルミ板を手で切るのはかなり大変です。いえ、無理です。
素直に電動工具に頼りましょう。
私も途中で根性が尽きて、グラインダーを母の実家に借りに行きました。


切り出したら適当に穴を開け、板金ベンダーなんて高級な物は持ってないので塀の角と体重を使って何とか曲げます。



完成。適当に作ったら傷が・・・


とってもアバウトな設計なので、取り付け部は全部現物あわせですw
ステー部は長穴&ワッシャだらけですし、曲げ部分の角度もまちまち・・・。まぁいいんです、着けば。



物理的に着いたら、後は配線をするだけです。
メーター側の配線は被覆が簡単に外せるようになっていたので、電極をカシメて配線を間違わないようにカプラに入れるだけ。
電工ペンチと配線図さえあれば簡単に出来ます。

スピードメーターに関しては、ワイヤーの回転をパルスに変換する変換機が着いてきますのでそれにワイヤーを取り付けるだけです。
エンジン回転数のパルスはプラグコードに電線を巻きつけ、上からビニテで固定して拾います。

最後の仕上げに表の見える部分だけペーパーとコンパウンド当ててピカピカに。

写真で見るとちょっといびつだなー。そしてタコワイヤーが出っ放し。

こんな具合で完成です。ちょっとサイバー?
見た目的にはスズキというよりカワサキの新Z1000系の匂いのするデザインですよね。


使ってみた感想ですが、やっぱりデジタコは使いづらいですね。
バーグラフは500rpm刻みなので本当にアバウトにしか回転数がわかりません。
かといって数値表示にするとちらついて見づらいし。

ただ、2系統トリップ、トリップリセット後の平均速度、同経過時間、最高速度/回転数記録等、機能が沢山付いてるので結構遊べます。
なんか見た目はちょっとレーシーな感じ(でもない?w)ですが、ツーリング用途にも結構アリですよ、これ。


ちなみにメーターを換装するだけで結構な消費電力削減になったりしてます。
純正メーターの照明の消費電力は3W*2+2W*2の10W、さらにギアインジケーターかNランプが常に光っているため、そこで更に2Wです。
LEDの消費電力は本当に微々たるものなので、恐らく11W以上ライトオン時の消費電力を節約できていると思われます。
メーター換装までいかないにしろ、メーター照明のLED化は結構オススメできると思います。

最後に、ENのメーター関連の配線の覚書を載せておきます。
間違ってる可能性もあるので参考程度で。


青色6極カプラ
黒/白 GND(アース)
右ウィンカー
IG12V
(メインキーオンで12V)
左ウィンカー
黄/黒 燃料計
メーター照明
(ライトオンで12V)

1極カプラ(青線)
ニュートラル(NでGND)

ギボシ(黄線)
ハイビーム
(ハイビーム時12V)


白色6極カプラ
ギアポジションインジケーター用
アサイン失念。
各ギア時に対応した極がGNDに落ちる。


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